自分にとっての最新技術

絶賛就職活動中で、久々に志望動機とか自己PRとかを考えなきゃならないのがめんどくさいです。学生のときも熱心にやってたとは言えませんが、やっぱりめんどくさいですね。
先日というか昨日、面接ラッシュの始まりを告げる面接に行ってきました。来週半ばまでひたすら面接です。さて、その面接で、「あなたにとって最新技術とはなんですか?」という質問をされました。こういう質問をされるのは初めてで、よく考えたらあまり考えたことがないので、いい機会なので考えてみることにしました。

注意:ここで書いていることはあくまで「私が考える最新技術の定義」です。決してこれが正しいとかそんなもんじゃありません。

最新技術って?

ここではITに絞りますが、最新技術の定義を、「前からある概念をより洗練して使えるようにする技術」としておきます。例えば、Ajaxが世に喧伝されたとき、場所によっては画期的な新技術、というような紹介もされていたように思いますが、この定義からすると、もともとある技術を組み合わせた、応用としての手法であり、それ以前にも同じようなことを実現することはできた(非常に煩雑ではあるけれど)ので、最新ではあるけど、完全な新技術ではない、という感じです。
じゃあ「先進的」はどういう意味になるのか?これは、その方向についてより先に行った、ということなので、結局は「先進的な技術」と「最新技術」はほぼ≒だと思います。

じゃあ単純な「新技術」というのはどうか?となります。これは「それまでに無かった概念を実現する技術」である、と思います。それまでになかった概念、という条件が非常に厳しいため、現在ではこの定義にあたる技術が出てくる、というのはかなり少ないのではないかと思います。出てきたとしても「最新技術」と紹介されるでしょうし、それはそれで言葉として間違ってないです。

となると、最新技術というのは、基本的にはある基幹となる技術があって、それを実現する方法を変えたもの、というイメージになります。そういう意味では、HTML5とかCSS3、その他関連技術も、最新技術ということになります。

面接で聞かれた最新技術って?

↑の最新技術の定義とあまり外れていないと思います。面接した企業は、ソーシャルゲームに力を入れている企業でしたが、ソーシャルゲームにおいて、「新技術」にあたるものがあるか、というと、ほとんど無いと思いますし(ソーシャルゲーム業界のみなさんすみません)。
となると、意図されていた答えとしては、単純に技術情報のキャッチアップをしているかどうか、というのが想定されるところです。最新技術といっても、結局は基本となる技術を理解していればなんとかなるものだと思いますし、それが効率的にできるもの、というものでしか無いと思うからです。

まぁ

私の嗜好として、どうもあまり最新技術を追いかける、というのには心魅かれる点があまり無いです。もちろんいいと思えば勉強もしますし取り入れようともしますが。特にWeb関連の技術は栄枯盛衰があまりに激しすぎて、それを一々調べる、というのもなんか馬鹿らしく感じてしまうときがあります。どうせちょっとすればまた別の最新技術とやらが出てきて、それが席巻するかもしれない、と考えてしまうと、調べる手が止まりがちになってしまいます。
そうなると大体しばらくして浦島太郎状態になって、何を言っているのかわかんなくなるのは自明の理ですが、浦島太郎状態になったところで、ちゃんとした知識があればあまり困ることも無い、とも思います。どっちかというとそういう知識を仕入れたりする方が好みのようです。
が、結局得た知識を実践で使うためには、使ってみないとなんともならんわけでして。つまるところ私が無精なだけ、ということですね。

次々出てくる最新技術に踊らされるのではなく、最新技術で踊るようになれないとならんなぁ、と感じた次第です。