仮想環境にCloudFoundry with Boshをインストールする 続き

前回、VirtualBoxでチャレンジしたところ、そもそもsshができなくて涙を飲みましたが、スナップショットからやりなおしたらなぜかいけたので、続きからやってみます。

Boshのインストール

OpenStackをインストールしたら、OpenStackをインストールしたVMに対して、Micro Boshをインストールする必要があります。ここも、CloudFoundry公式のドキュメントを参考にしてインストールします。
http://cloudfoundry.github.com/docs/running/deploying-cf/openstack/install_microbosh_openstack.html
これでOKですが、bosh_deployerとかbosh_cliは実はgemにも登録されています。なのでgem installでインストールすることもできます、が。色々な依存の関係で、かなり面倒なことになるみたいでしたので、おとなしくbosh.gitからそれぞれをbundle installした方がよさそうです。

しかし、現時点(2013/4/13現在)、rvmを利用していると、bosh.gitをcloneしたものに入った時点で、bosh独自gemsetに切り替えられるため、そこで依存とかをインストールする必要があります。
私の環境では、そもそもrakeでエラーが盛大に出たので、bosh/の中のそれぞれのディレクトリに入って、以下のコマンドを適宜実行していきました。

gem build *.gemspec
gem install *.gem

たまにそれぞれの依存関係で、面倒なときもありますが、最後にdirectorをgem installすれば、一通りインストールされた状態になります。gemsetがboshのものなので、他の環境を汚さないですみます。

そして、bosh-releaseはboshのサブディレクトリとなりましたが、そもそもこのあたりから、やり方ががっつりと変わっています。
ここでは、~/boshとして、bosh.gitをcloneしたものとしています。

$ sudo apt-get install debootstrap libpq-dev qemu kpartx -y
$ cd ~/bosh/rake
$ rake release:create_dev_release
$ rake stemcell:micro["openstack",~/bosh/release/micro/openstack.yml,~/bosh/release/dev_releases/bosh-13.1-dev.tgz]

rakeのみで完結するようになっているようです。やってみて上手くいかないようなら、git stashで一旦退避してからもう一回やってみるなどしてみると、上手くいくようです。
最後のrakeでかなり待ちますので、なんか他のことをしていましょう。

完成したら、とりあえず先の手順に従います。しかし、micro_bosh.ymlを編集する際、`generated hashed password`と何気なく書いてありますが、これの生成方法が書いてありません。google先生に聞いたところ、次のようなコマンドで生成できる、とcloudfoundryのフォーラムで聞かれていました。

sudo apt-get install whois
mkpasswd -m sha-512

また、文言からだまされそうになりましたが、api_keyという項目は、openstackに登録したadminのパスワードを記述する必要があります。

これくらいやると、やっとこさMicro boshのデプロイができます。しかし、仮想環境の上、kvmではなくqemu上で動作するため、非常に時間がかかります。なので、次はkvmの上でこれを構築してみます。