老害発言を初めて聞いた

今日で今の現場がようやく任期満了に伴い終了したのですが、最後の最後でキチガイな(野蛮な表現ですがこう言わせてもらいます)発言を耳にしました。

・・・まぁ、50代で管理職、自分で技術を触っているわけでもなさそうな人物、というだけでアレなことは予想していましたが、特に関わり合いになっていなかったので、実際にそういう人かどうかはわかりませんでした。

まー最後の最後で老害確定することになるとは思いませんでしたが。ちなみに、どんな発言をしていたかというと、

  • 昔はパンチャーでプログラムを出していた〜
    • 時代錯誤も甚だしいですね。論外だと思います。
  • 今の奴は恵まれている。バグを出すなんてありえない
    • へー、じゃあ昔はバグだらけだったんですねー。今じゃ責任問題うるさいのでよかったですねー(棒)
  • こんなに恵まれているのにバグを出す奴はプログラマー失格
    • へー、じゃああなたはバグを出しまくったからプログラマーじゃなくなったんですねー(棒)

他にもなんか言っているのが聞こえてきましたが、よく聞くテンプレートをこの耳で実際に聞くことになるとは思っていませんでした。

反論するにも反論すらテンプレートになってしまうような気もしますが、その中でもとりあえずひとつだけ言いたいのは、

>
あなたがたがプログラミングをしていた時代とは、利用される概念も規模も環境も、はるかに高度かつ複雑になっています。
それを適切に使いこなすには、相当以上の知識と知力が必要で、たとえそれを保持していたとしても、無謬であることなどそれこそがありえません。
(バグだらけでいいという意味ではありません)<

くらいでしょうか。私のこの反論も、私自身がその域にはとても達していないので弱いのですが、老害認定されそうな人間には言われたくない、ということは変わりません。

しかし、こういうことを影で言うならともかく(それはそれで人間性が疑われますが)、平然と技術者に向けて言うあたり、現状認識ができていないとしか思えません。もし私の目の前で言われたら、本気で暴言を吐くかもしれません。こういうのが管理者レベルだと、そりゃバグとステップの相関関係が成り立っていない、とか意味不明なことをのたまうのも理解できるのが悲しいですね。

一人の技術者として、こういう人間を反面教師として、老害と呼ばれないように最新も含め、情報の収集と知識の充実を胆に銘じておきたいなぁ、と思いました。