Awesomeを使ってみました

前の会社を9/30付けで退職して、まだ転職先が決まっていないため、人生初のニート生活と相成りました。4年半勤めましたが、最長で一週間しか休んだことがないため、先が見えない休みは初めてですね。・・・いや、それがいいかどうかは置いておいて。
しかし前の会社は、他社の人に「会社としての体を成していないよ」と言われるほどのブラックだったようです。確かに考えてみると、

  • 源泉徴収票を貰ったことない
  • 一回も健康診断やったことない
  • 退職したのに離職票についてなんも話きてない
  • 有給ってなんだっけ?
  • 当然ながら残業代なんてでません

こんなくらいは思いうかびます。うん、残業がそれほど多くなかった(デスマはありましたが)だけで、立派なブラックですね。給料もまったく上がっていなかったですし。ま、しばらくはゆっくりしようかとも思います。

閑話休題

私のpc 環境はGentoo Linux で、使い始めてから大体3年くらいになるでしょうか。きっかけは、Ubuntuに馴染めなかった(Gnomeに馴染めなかったとも言う)ため、それから離れたようなディストリビューションを選んでみた、というものだったような気がします。
Gnomeに馴染めなかったくらいなので、Gentooでは当然ながらGnomeなんて選びません。最初からタイル型を使っていたと思います。
その遍歴としては ratpoison -> stumpwm -> xmonad という流れでした。xmonadで一旦落ち着いて、それから大体2年くらい使っていたと思います。

そんな私でしたが、今回新しくawesomeに手を出してみました。http://awesome.naquadah.org/download/
Awesomeはよくxmonadと比較されていて、当時の私はHaskellやってみてー、という考えでxmonadにしたような記憶があります。しかし最近はHaskellをまったく書いてないし、何かちょっとした刺激が欲しいなー、ということで、快適であったXmonadからAwesomeに乗り換えてみました。

インストール自体はemergeするだけなので、設定をひたすら探していくことにしました。awesomeLuaで設定ファイルを記述します。Luaも色々話は聞いたことがありますが、実際に触るのは初めてです。
設定はこちらを参考にさせていただきました。
今日からはじめるawesomeチュートリアル (3.4版)
http://sheephead.homelinux.org/2010/10/14/5456/
マルチウィンドウにおける注意についてはこちらを→ http://sheephead.homelinux.org/2011/03/24/6704/

参考にさせて頂いた方が使っている設定のうち、ライブラリがいくつか標準ではついていないものだったので、探して以下も導入しました。いずれも$HOME/.config/awesome の直下にディレクトリを置けば使えます。
obvious
vicious

設定はそれほどいじってませんが、マルチディスプレイな環境で、ディスプレイの行き来がデフォルトでは個人的に面倒だったため、M-w/e にそれぞれのディスプレイを割り当ててやるようにしました。

まだ切り替えてすぐの状態ですが、いくつかXMonadと違うところを挙げておきます。

ワークスペースとは違うタグの概念 タグ同士を一時的にくっつけたりなんだりできるようです
ディスプレイごとにタグがある Xmonadはすべて統一してあつかえましたので、この辺はXMonadの方が優れていると思います
設定ファイルをすぐリロードできる これはLuaなればこそでしょう。XMonadに真似できなさそうです。これは便利です
AwesomeのThemeという概念 awesomeはthemeというLuaファイルを書き換えるだけですぐに外観が変更できます。これもすぐ試せて便利です
ステータスバーとかのウィジットが最初からある XMonadではxmobarとかdzen2を使う必要がありました

マルチディスプレイ周りは、色々なところで言われていたように、やはりXMonadの方が優れているようです。ディスプレイごとにタググループがある、というのも慣れてしまえばいいのかもしれませんが、いかんせんまだ慣れません。
ただ、設定ファイルがLuaであるがゆえの取り回しのよさは圧巻です。こればかりはコンパイルが必須のxmonadは勝てません。私は基本的にPCをシャットダウンもログアウトもしないため、設定を変更しても確認するのが面倒なのです。

久々に環境が変わったので、また色々と刺激を受けることができそうです。しかしタイル型WMの宿命で、環境を変えても外観自体はほとんど変わりません。これはこれで・・・。