Unityを触ってみました(触るだけ)

前々から興味があったので、Unityを触ってみました。

触る上で参考にしたのはここです。はじめてのUnity
で、恥ずかしながら初めて知ったのですが、Unityの開発環境ってWin/Macしかないのですね・・・。実物を見るまでは、どっちかというとSDL的なものを想像していたのは白状しておきます。

とりあえずMacでダウンロードしてインストール、そしてUnityを開いてみると、なんかやたらと凝ったシーンが・・・。サンプルなんでしょうが、動作させてみるとかなりサクサクと動作することがわかります。

・・・が、ここでまず私はひっかかりました。Unityの開発環境では、4つのウィンドウをいったりきたりしながら開発を進めるようですが、その内シーンウィンドウについてなんですが、こいつはメタセコイアとかそういう類のソフトウェアと同じようなウィンドウになってます。つまりはマウスでオブジェクトを掴んだりなんだりできるやつです。
私も以前触る程度でしたが、メタセコイアとMayaを触ったことがあり、それらについては、基本的な操作についてはほとんど戸惑わず、わりとすぐに覚えられたのですが、Unityのこのシーンウィンドウは、カメラの回転に「Alt」キーを押しながらドラッグしなければならないんです。
Mayaやメタセコイアでは、右ドラッグでこれができるので楽だったんですが、これができずにしばらく首を捻っていました。多分Macbookのように基本マウスが付いていないようなものも想定しているんでしょうが、これはちょっとわかりづらいです・・・。

まぁそれはおいておいて、ひとまず↑のチュートリアルをやってみました。Macを使ってると肩が凝ってしかたがないので、さらっとチュートリアルを流す程度でしたが。

触ってみた感想としては、面倒なものが綺麗に隠蔽されているなぁ、というところがやっぱり出ました。昔学校の卒業制作レベルでしたが、自前でOBB同士の衝突判定をC++で作ったことはあるので、そのめんどさは理解しているつもりです。
衝突判定とかが基本的な部分ではいらないのは、やっぱり物理エンジンがデフォルトで積まれているため、でしょうか。重力とかも勝手にやってくれるので、FPSとかTPSなら面倒な計算とかはあまりいらなさそうです。物理エンジンすげーですな。
チュートリアルではJavascriptだけでしたが、スクリプトとしてはC#とかも使えるようでちょっと驚きました。というか、Javascriptを編集しようとしたらMonoDevelopが立ち上がってきて、そっちの方がびっくりしました。
ま、あくまでただ動かすだけのチュートリアルで、全然ゲームとしては成立しない段階ではありますが、とりあえず触ってみたかったので。

しかし、こういうのを触ってみると、いかに現代的なゲーム制作というのが、優れたツールの上に成り立っているのかというのを思い知らされますね。もはやライブラリとかそういう次元ではなく。ただやっぱり個人的な感覚としては、こういうのを触ってるとどうしてもゲームというか箱庭を作ってる気分になってしまいますね。そんな感覚自体が古くさいというかオールドタイプでしかないんでしょうが。

ただ、本格的なゲームを作るプラットフォームとしては優れているのかもしれませんが、手軽に作れるかというとちょっと・・・と一瞬思いました。いや、OCamlでゲーム作るよりはよっぽど楽で早いと思います、その辺は。
ま、こういうのが出てきても、やっぱりアイディアを生かせるかどうか、そのアイディアが優れているか、というのがゲームの最重要ファクターだと思います。キレイにこしたことはないですけどね。

・・・しかし、Linux版とかは作るつもりはないんでしょうね、多分。Awesome+Emacs+zsh がメインな人間にはあまり易しくないようで・・・。